カインとアベル

発行者: 27.07.2020

でも、神の罰である苦役についているカインからすると、日々 「アベルの野郎、楽しやがって」って想いが増幅していく のは仕方ない(聖書にそんなこと書いてないけどね)。. あと、 ギュスターヴ・モロー もストーリー的に三部作を描いている(「人間の生」という祭壇画の一部)。 説明しない。 なんか感動的だ。ボクはとても好きな連作。 特に、アベルだけ認められたところとか、アベルを殺して夕陽に立つカインとか、泣ける。. ノアの息子セムから数えて10代目の アブラハム は、メソポタミアの ウル Ur:ユーフラテス川の河口近く に生まれ、 ハラン (Harran:現トルコ)に移り住んだ。ある日、神は「私が示す地に行きなさい。」とアブラハムに指示した。アブラハムは妻の サラ や甥の ロト とともに旅立った。一行が カナン に入ると神が現れ、「あなたの子孫に、この地を与える」と言った。.

アルメニア側から見たアララト山 手前の建物はホルヴィラップ修道院. バッキアッカ 『アダムとイブとカインとアベル』(遠い後ろには楽園追放が描かれている)。 このころは(追放されたとはいえ)慎ましやかで幸せそうだよね。. コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。. 神はロトに、「妻と2人の娘を連れて町から逃げなさい。またどんなことがあっても決してうしろを振り向いてはならない」と告げた。ロトとその家族が町を脱出すると、神は、天から硫黄の火を降らせて、ソドムとゴモラを滅ぼした。ロトの妻は逃げる途中でうしろを振り向いてしまい、 塩の柱 になってしまった。.

カインは、手前にスコップがあるのでわかるように、墓を掘ってた。 心の中では悔い改めていたのだろうけど、表面上は事故死に見せかけて一緒に悲しむふりをしたのかもしれない。. 聖書や神話を知らんと理解できんアートが多いのでエピソード別にまとめてみる(旧約聖書篇6) 〜「カインとアベル」 イサクはエサウの方を愛し、エサウを後継ぎに決めた。イサクはエサウを祝福したが、祝福を受けたのはエサウのふりをしたヤコブであった。エサウは激怒した。ヤコブは母リベカの兄の ラバン のもとへ逃げた。.

6 Sodom and Gomorra.     .

ギュスターヴ・ドレ の版画『献げ物をするカインとアベル』 上の絵とこの版画の2枚で、「神が受け取ってくれなかった、ということを一般的に 煙のたなびき方 で表現したんだな」ってわかる。 カインが「なによ、あっちだけ」って、なよっとしてるw.
  • アダムとイヴに カイン と アベル の2人の息子が生れた。長男のカインは土を耕す者に、次男アベルは羊を飼う者になった。ある日、カインは土からの収穫物を、アベルは羊の子を神にささげた。神はアベルのささげた物を喜び、カインのものには関心を示さなかった。.
  • ふたりとも、前回まで3回に渡って追ってきた 「アダムとエバ」の子ども である(ログは こちら )。. 物語は、カインが畑を耕す農夫に、アベルが羊を飼う牧夫になった、と語ります。その背後には、農耕と牧羊という異なる生活形態が意識されています。実は、麦の栽培を基本とする農耕と、羊・山羊を飼育する牧羊とは、古代西アジアにおける基本的な二つの生産様式でした。今から一万年ほど前、人類の歴史は飛躍的な進歩をとげました。西アジアで十分な食料を確保できる麦の栽培が始まったのです。紀元前四千年紀中ごろ、メソポタミアではチグリス・ユーフラテス両河から運河で水を引く灌漑 かんがい 農耕によって、エジプトでは大河ナイルの「静かな氾濫」で潤された平野の利用により、生産性の高い穀物栽培が可能になりました。そして、その余剰生産を基礎にして、都市が生まれ、古代西アジア文明が築かれていきました。農業を基盤に成立した文明地の周辺には、羊や山羊を飼育する牧羊民が集まり、羊毛、乳製品、肉などが都市に供給されました。羊や山羊は、雨の少ない西アジア地域の場合、一年を通して同じ牧場で飼育することはできません。季節ごとに飼育に適した土地に群れを移動させます。季節ごとに移動するこのような牧羊を移牧 いぼく と呼びます。西アジアの農耕地周辺には、このような牧羊民が存在していました。楔形 くさびがた 文字で記された文書には、都市住民がこの牧羊民について、「彼らは家を建てず、墓を造らず、生肉を食べる」と蔑 さげす む文面が見られます。天幕に住み定住せず、文明地の周辺で移牧する牧羊民は、文化水準の低い民として都市生活者からは蔑視されていたのです。人類学調査によりますと、農耕民と牧羊民の比率は七対一ほどであったといいますから、力関係においても、牧羊民は農耕文明社会に対して劣勢の立場にありました。しかし、旧約聖書を読んでいきますと、古代イスラエルの民が、牧羊民を自分たちのルーツとして大切に考えていたことがよくわかります。父祖アブラハム、イサク、ヤコブが牧羊者であっただけではありません。古代イスラエルの民をエジプトの奴隷から解放する指導者モーセも、一旦エジプトを逃れて、羊飼として暮らしていたことが描かれていますし、理想の王とされるダビでも少年時代は羊飼いでした。イスラエルの民にとって偉大な指導者たちは、羊飼いでなければならなかったのです。.

カインとアベル:人類最初の殺人 神への思いの差が生んだ悲劇

あと、 ギュスターヴ・モロー もストーリー的に三部作を描いている(「人間の生」という祭壇画の一部)。 説明しない。 なんか感動的だ。ボクはとても好きな連作。 特に、アベルだけ認められたところとか、アベルを殺して夕陽に立つカインとか、泣ける。. バッキアッカ 『アダムとイブとカインとアベル』(遠い後ろには楽園追放が描かれている)。 このころは(追放されたとはいえ)慎ましやかで幸せそうだよね。. 塔の建設現場では、いくら話しても言葉が通じなくなり建設は中断せざるを得なかった。人々は塔を破壊し世界中に散らばっていった。こうして、世界各地にいろんな言葉を話す人々が住むようになった。この塔のあった町の名が バベル Babel 。バベルとは バビロン のことで、混乱(バラル)が語源である。.

ノアが箱舟に移ってから7日後に洪水が始まり、水は40日間地上を覆った。箱舟に避難したノア一族と動物以外は全て滅んだ。日後には水が減り始め、箱舟はトルコ東部にある アララト山 Ararat に漂着した。ノアは舟の窓からカラスを放した。カラスは地上の水が乾くのを待って出たり入ったりした。しばらくして今度は鳩を放した。鳩はオリーブの葉をくわえて戻り、地上から水がひいたことを知らせた。. 神はロトに、「妻と2人の娘を連れて町から逃げなさい。またどんなことがあっても決してうしろを振り向いてはならない」と告げた。ロトとその家族が町を脱出すると、神は、天から硫黄の火を降らせて、ソドムとゴモラを滅ぼした。ロトの妻は逃げる途中でうしろを振り向いてしまい、 塩の柱 になってしまった。.

  • 物語は、カインが畑を耕す農夫に、アベルが羊を飼う牧夫になった、と語ります。その背後には、農耕と牧羊という異なる生活形態が意識されています。実は、麦の栽培を基本とする農耕と、羊・山羊を飼育する牧羊とは、古代西アジアにおける基本的な二つの生産様式でした。今から一万年ほど前、人類の歴史は飛躍的な進歩をとげました。西アジアで十分な食料を確保できる麦の栽培が始まったのです。紀元前四千年紀中ごろ、メソポタミアではチグリス・ユーフラテス両河から運河で水を引く灌漑 かんがい 農耕によって、エジプトでは大河ナイルの「静かな氾濫」で潤された平野の利用により、生産性の高い穀物栽培が可能になりました。そして、その余剰生産を基礎にして、都市が生まれ、古代西アジア文明が築かれていきました。農業を基盤に成立した文明地の周辺には、羊や山羊を飼育する牧羊民が集まり、羊毛、乳製品、肉などが都市に供給されました。羊や山羊は、雨の少ない西アジア地域の場合、一年を通して同じ牧場で飼育することはできません。季節ごとに飼育に適した土地に群れを移動させます。季節ごとに移動するこのような牧羊を移牧 いぼく と呼びます。西アジアの農耕地周辺には、このような牧羊民が存在していました。楔形 くさびがた 文字で記された文書には、都市住民がこの牧羊民について、「彼らは家を建てず、墓を造らず、生肉を食べる」と蔑 さげす む文面が見られます。天幕に住み定住せず、文明地の周辺で移牧する牧羊民は、文化水準の低い民として都市生活者からは蔑視されていたのです。人類学調査によりますと、農耕民と牧羊民の比率は七対一ほどであったといいますから、力関係においても、牧羊民は農耕文明社会に対して劣勢の立場にありました。しかし、旧約聖書を読んでいきますと、古代イスラエルの民が、牧羊民を自分たちのルーツとして大切に考えていたことがよくわかります。父祖アブラハム、イサク、ヤコブが牧羊者であっただけではありません。古代イスラエルの民をエジプトの奴隷から解放する指導者モーセも、一旦エジプトを逃れて、羊飼として暮らしていたことが描かれていますし、理想の王とされるダビでも少年時代は羊飼いでした。イスラエルの民にとって偉大な指導者たちは、羊飼いでなければならなかったのです。. 神はロトに、「妻と2人の娘を連れて町から逃げなさい。またどんなことがあっても決してうしろを振り向いてはならない」と告げた。ロトとその家族が町を脱出すると、神は、天から硫黄の火を降らせて、ソドムとゴモラを滅ぼした。ロトの妻は逃げる途中でうしろを振り向いてしまい、 塩の柱 になってしまった。.
  • だけども、登場人物の中で この妻だけが名無し だ。 名前が聖書に書かれていない。 でも、カインの血を継ぐ子どもの名前はエノクとつけられている。 これはこれで意味深だ。. 上の方でも取り上げた ギュスターヴ・ドレ をもう1枚 。 恐ろしさ、取り替えしのつかなさ、後悔、そんなものまで描かれているいい版画。 ちょっと蛇に見える物体がカインの足もとに。 蛇かな。蛇に「殺(や)っちゃいな」ってそそのかされた可能性をちょっとだけ匂わしている感じ。.

Rebecca. 2    7.

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ルーベンス はさすがの迫力。 ティントレットはアベルの顔を描かなかったが、ルーベンスはなんだか鬼気迫るアベルを描いている。うしろに献げ物をした祭壇が見える。. ソドムとゴモラ Sodom and Gomorra. 次回は、超有名な「ノアの箱舟」の話 。. ソドムを逃れるロトと娘たち National Gallery of Art, Washington DC Lot Fleeing with His Daughters from Sodom.

Rebecca. Rebeca y Eliezer  .

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to 円 月03月26日 詳しくはこちら. というか、神への献げ物は「血を流した物」と相場が決まっている。 「血を流すことなしには罪の赦しはありえない」 って聖書にも書いてあるらしいし。. イヴはもう一人の息子 セト を産んだ。アダムから数えて10代目の子孫が ノア Noah)である。その頃、地上には悪が満ち、神は人を造ったことを後悔した。そして、地上の全てのものを洪水で滅ぼすことを決意した。神はただ一人神に従順なノアに言った。「巨大な箱舟を造りなさい。そして、あなたの家族とあらゆる動物を2頭(オスとメス)連れて箱舟に避難しなさい。」  ノアが箱舟に移ってから7日後に洪水が始まり、水は40日間地上を覆った。箱舟に避難したノア一族と動物以外は全て滅んだ。日後には水が減り始め、箱舟はトルコ東部にある アララト山 Ararat に漂着した。ノアは舟の窓からカラスを放した。カラスは地上の水が乾くのを待って出たり入ったりした。しばらくして今度は鳩を放した。鳩はオリーブの葉をくわえて戻り、地上から水がひいたことを知らせた。  ノアたちは箱舟から出て、祭壇を作り神に生贄を捧げた。神はそれを認め、2度と生き物を滅ぼさないと約束した。そして、その契約のしるしとして大きな虹をかけた。 【洗礼】   洪水は神が人間を裁く象徴であり、ノアの洪水の物語が洗礼の儀式へと発展した。パプテスマ(浸す)は、水に体を浸し清めをする儀式。.

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  • ルーベンス はさすがの迫力。 ティントレットはアベルの顔を描かなかったが、ルーベンスはなんだか鬼気迫るアベルを描いている。うしろに献げ物をした祭壇が見える。.
  • 旧約聖書 の 創世記 によると、神は次のように天地を創造した。 第1日.
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  • イサクを捧げるアブラハム サンタマリア・デラ・サルーテ教会 ヴェネツィア.

Babel .

でも、神の罰である苦役についているカインからすると、日々 「アベルの野郎、楽しやがって」って想いが増幅していく のは仕方ない(聖書にそんなこと書いてないけどね)。. アダムとイヴに カイン と アベル の2人の息子が生れた。長男のカインは土を耕す者に、次男アベルは羊を飼う者になった。ある日、カインは土からの収穫物を、アベルは羊の子を神にささげた。神はアベルのささげた物を喜び、カインのものには関心を示さなかった。  カインは嫉妬で怒り、アベルを野に連れ出して殺した。神がアベルのことをカインにたずねると、「何も知りません。私は弟の番人ではありません。」と答えた。神は「何ということをしたのか。あなたの弟の血が、地の中から叫んでいる。あなたが土地を耕しても、もはや何も収穫できない。あなたは地上をさまよい歩く者となるのだ」と言ってエデンの東のノドの地に追放した。  誰かに殺されることを恐れるカインに対し、神は「カインを殺す者は、7倍の復讐を受けるであろう。」といい、カインを保護する印をつけた。やがてカインは、妻を娶り、エノクという子供をもうけた。. 神は約束を守らなかった罪 原罪 により、二人を楽園から追放し 失楽園 、蛇を地を這う動物とした。女には産みの苦しみが与えられ、苦労して地を耕さなければ食料を得ることができなくなった。.

次回は、超有名な「ノアの箱舟」の話 。.

10 Noah2  740 Ararat  2  . 10 Ur: Harran:カインとアベル.


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